ウガンダの子ども兵士からのメッセージ少なくとも、ぼくは2人の人間を殺した。 AK47と呼ばれる小型武器で。 小型武器とは、ぼくたち子どもでも扱える小さくて軽い武器のことだ。 でも、この武器は僕らの国では作っていない。 ぼくが使っていた武器は外国から入ってきたものだった。 ぼくらのことをチャイルドソルジャー(子ども兵)と人は呼ぶ。 小型武器を持って戦う兵士だからだ。 でも、2年前までぼくはふつうの子どもだった。 家族がいて友達がいて幸せに暮らしていた。 ある日、大人の兵士が村にやってきてぼくを連れ去った。 ぼくはその日から兵士になった。 ぼくは人の殺し方を教え込まれ戦場で戦った。 逃げようとした友達は大人の兵士に耳を切り落とされた。 ぼくの目の前で友達が殺されていった。 女の子は大人の兵士に乱暴された。 怖かった。 家に帰りたかった。 お母さんに会いたかった。 運よく、ぼくは大人の兵士がいないときに 軍隊から逃げ出すことができた。 村に帰ってきたが、友達は誰もいなかった。 ぼくはみんなに「人殺し」といわれ学校ではいじめられた。 家族や親戚からも怖がられ前みたいな幸せは戻ってこなかった。 悲しかった。 寂しかった。 あるのは絶望だけだった・・・。 ぼくは何度も死のうと思った。 そして、何度も何度も自分自身に問いかけてみた。 ぼくは何のために生まれてきたのか? ぼくはなぜ生きているのか? ぼくは生きる価値がはあるのか? ぼくにできることはあるのか? 「もし、ぼくに何かできることがあるなら、ぼくには生きる意味がある 」 ぼくはそう思った。 ぼくに何ができるか? 「ぼくとおなじ悲しみを、子どもたちに体験させたくない」 ぼくはそう思った。 ぼくには紛争の「悲しみ」を伝えることができる。 ぼくには平和の「喜び」を伝えることができる。 ぼくには、ぼくにしかできないことがある。 今、ぼくは先生になってそのことを伝えていこうと思っている。 ぼくの夢は学校の先生になること。 むずかしいかもしれないけど あきらめずに夢を追っていきたい。 ぼくは13歳 職業、兵士。の本の ウガンダの子ども兵からのメッセージより 何か感じられた方、何か行動に移す人は100人に1人といわれます。 転載でも何でも結構です。その1人になってくれますか? ===ここまで転載===転載元 くちごもりさんからの転載です。 ジャンル別一覧
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